あまりに情けないこのサブタイトル・・・ けど、このサブタイトルから「これは3枚目?」とひそかに期待していたワタシ。 はい、見事に裏切られました。
特撮で初めてちゃんとした(?)悪役です。 邪忍・黒い茨。
かつては真面目に忍びの術を学んでいたけれど、あることをキッカケに悪の道へ進んで・・・という話。 でもって、これがすんごくシリアスなんですわ。
全然、おちゃらけたところがないの。 ナゼに「忍法・ハナちょうちん」??って感じ。
唯一、ハナちょうちんに関係あるシーンもあるのだけれど、忍法には関係ないしねぇ。
フラッシュマンのミランが悪役と言うには良い人過ぎる上にひたすらかっこよかったので、今回3枚目悪役を期待していたワタシはちょっと残念。
見た目はかっこよかったです! 黒い茨と言うだけあって、黒い忍者姿。
それも忍びの装束を身にまとうって感じじゃなくて、鎧を身に着けたり脚はタイツ状態だったりで美しいんですわ。
黒いほっかむり姿でも良かったんですけど、悪役はやっぱりここまでキメてくれて正解。
演技の方は心の底から湧き上がる憎しみからか、声のトーンは押さえ気味。 悪の道を進むようになった経緯を髣髴とさせるナイスな演技。
殺陣もかなり和興本人がやっていたのではないかと。キマッてます。
「世の中金だ〜!」って役どころなのですが、そうなった理由がちゃんとあるので憎々しいというよりは悲壮感が漂ってます。
でも、言っても分からん(改心しない)ヤツなので、悪はちゃんと出さなきゃいけないという難しい役。
これがちゃんと演じきれてるので切ないながらも安心して見ていられます。 後は・・・周りの役者陣かな。
下手噛み合ってないぞ〜、3兄弟。 とても、兄弟と思えないギクシャクぶり。長男すらアレでは・・・
黒い茨がマットーな道を進んでいたら長男といいライバルになっただろう、っていう台詞があったところを見ると長男は22歳前後の設定なんだよね?<黒い茨は22歳の設定
う〜ん・・・長男、幼すぎ。 いくら和興が当時28歳だったからって・・・イヤ、和興の設定に無理があんのか?(^^;)
和興の落ち着き、鋭さ、美しさとどれをとっても超一級なのに対して、ちょっと見劣りしちゃったわ。
今回は忍者だったので怪獣(?)に変身するシーンも無く(面はつけたけど)、最初から最後まで美しい和興だったので大満足でございましたわ。
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