大画面シリーズ・第2段!
『溺れる魚』
↑勝手にシリーズ化してみました。
コレまで他にもイロイロ映画に出てるってーのに見逃してばっかりだったクセに。
そんなことは棚の上でも屋根の上でも宇宙の果てにでも放っておいて、今週は休みなしだというのに見に行ってしまいました。仕事帰りに。だって、封切りだったんだもん。
ほんとなら、始発に乗って映画館の外で行列作って、歯ガタガタいわせながら足をジタバタして朝一の上映を見たかったのですよ。えぇ、それがオタクですもの。
それなのに、お仕事が・・・←行けなかったからこそ書けるなんて言わないよーに。
そんで、肝心の映画。 事前に『千里眼』より登場シーンが多いと聞いていたのでちょっと期待。
でも。椎名桔平ちゃん(なんとなく彼はちゃん付けしたい)も仲間由紀恵ちゃんも好きだし、窪塚洋介くんなんてめちゃめちゃ私好みなのでソッチに目が行っちゃって和興のことを無視しちゃうんじゃないかという心配が・・・<オイオイ
しかも窪塚くん、女装するんですぜ!?そりゃ、アータ、ソッチに目が行っちゃうってなもんでしょうよ!<だから・・・
けど。
ヤッパリ和興が一番!!!
ほんと、心配して損した気分だわ。
大体、15年以上も愛してきた男をそんなに簡単に忘れられるわけないじゃないのねぇ?
和興が出てきた途端、目は和興に釘付け!
少し猫背気味の立ち姿の男3人(←ゾンビ3人衆と命名)、中でも一際目立つ和興。パンフの堤監督辞典に書かれてたもんね、額がでかいって。
それに、台詞も多いし。3人の中では。
お人好しっつーか、おまぬけっつーか、もうちょっとゾンビ〜な役だと思っていたのでチョット拍子抜けだったけど、あのおまぬけキャラ、個人的には大好きです。
手帳を読み上げるシーンのたどたどしさというか、かわいさなんかもう絶品!死体処理で困ってるとこも、かわい過ぎます! 40にもなってかわいいって言われるのはイヤかもしれないけど。しかも10歳以上年下のオタク女に。
唯一、和興絡みで許せなかったのは・・・和興のラストよね。
なんでそうしなきゃいけないのよ(怒)全く必要性ないじゃない。
映画そのものはすべてが中途半端だったのよ・・・(泣)
ヤルなら徹底的にヤッてくれ。せっかく面白い話だったんだし。
窪塚くんは女装趣味ってだけじゃなく、ゲイでよかったぞ。で、自分でも自覚してて欲しかったし。桔平ちゃんはすげーゲイを嫌いなキャラでさ。
でなきゃ、いまいちコントラストがね。
それができないんなら、窪塚くんはノーマルにすべきだった。そうすればノーマルを女装させるって面白さが出ただろうに。
クウガが同人受けしてるのは雄介と一条刑事がノーマルなくせに想像力を掻き立てられるシーンが多いから。スタッフは狙ってそういうシーンを入れてたとしか思えないけど そういうところがね、甘いなぁ・・・と思う。
繰り広げられる殺人劇もね、中途半端。
殺人をコミカルに描きたかったのかもしれないけれど、中途半端に残酷で中途半端に隠して中途半端に大量殺人起こして。
最近やたら人を殺す映画ってんで話題になるから、流行なんだろうけど、二番煎じ三番煎じじゃぁねぇ。大体、最初はタランティーノあたりじゃないっけ?大量殺人って。
必要なところだけでいいよ、人殺しは。
もっともっとマニアックにしてくれてよかった。観客が見ても分からないような内輪ネタとかさ。「あぁ、これは撮影の時になんかあったんだなぁ」と思わせてくれるようなネタ。
桔平ちゃんも窪塚くんもIZAMも謙さんもよかった。もちろん、和興も。
すっごく役者さんがよかったから、チョットだけ残念。監督が堤さんだっていうからもっともっとめちゃくちゃやってくれるのかと思ってただけに。
それとも・・・ワタシの要求はマニアックすぎるのだろうか?
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