一言だけ言っておこう。
和興はおやじじゃない。
さて。
今回の舞台も前回と同じく、K'sPRODUEという劇団の客演。
前回と違うのは、脚本と演出を外の人に初めて頼んだ、ということらしい。
そして、中身はコメディ。
コメディは台詞の間の取り方が難しい、という話は、出演する役者さんや観劇した方のブログを読んで知っていた。
あなたたち、正解。<偉そう
昼の部と夜の部とを見たのだけれど、昼の分を見たときに始まって数分で「あれ?」。
なんとなく、違和感。
まさに「間の取り方が・・・間延びってこういうこと?」という感じ。
疲れ、なのか、役が空回りしているのか・・・
客席からは、割と早いうちから寝息まで聞こえる始末。
たぶん、笑いをとるというのはいくつか方法があって、人によってその方法に向き不向きがあるのではないかと。
普段、まじめな人が天然ボケをかましたり、ボソッと小ネタをつぶやくとすごく面白いんだけど、いきなりオーバーアクションで笑わせようとしても周りはついていけない・・・みたいな。
そういう「ちょっと無理矢理?」感が漂っていた。
和興とかK'sの主メンバーはよかったものの、不安を抱えたまま、夜の部へ。
これが・・・よかった。
昼より明らかにいいテンポ。
客席からの笑い声も昼とは比べ物にならない。
和興は猫背でしゃがれた作り声の金持ち弁護士役。
見た目の若さを「そうじゃない!もっと年取った、やり手の弁護士なんだ!」みたいな演出家の意図を汲んで無理矢理老けた芝居をしているような。
・・・で、最初の一言。
いろんなところで「さすが和興」なんだけど、ね。
え?たとえば?
IT企業の社長さんに詰め寄られて襟首を締め上げられる場面で、見る見る真っ赤になったのには、何回見てもみんなが驚きの声。
とか。
かなり渋い役どころなのに、「おホモ達?」のラブ・シーン(?)を携帯で撮っちゃう時の絶妙な間。
とか。
IT企業の社長さんとの言い合いは絶品!
とか。
前回の公演で太鼓の音に惹かれた伊藤晃一くんもすごくよかったし、やっぱり前回公演で目をつけた吉原優羽ちゃんは前回より今回の役の方が「らしい」感じ。
鼓太郎さんや九一さん、スダエマちゃんは言わずもがな。
そして今回は和興との言い合いが絶品だった西守正樹さん!!
いいわぁ。
今回は他の役者さんを見る余裕も出てきたかなぁ、と思っていたけど、和興が出たら、もう、ダメ。
目はそっち。
そして舞台終了後も和興独占!!<いや、昼の部の後だけ
舞台って、こういうファンサービスがあるのがいいわぁ。
夜の部はご挨拶だけして、早々に失礼したけど・・・あぁ、東京人ならもっと話していられたのに。
いや、緊張して、頭ン中は真っ白なんだけど。
そんなこんなで、第2回、和興舞台観劇ツアー終了!
そしてまた、休みのない仕事地獄へと一人帰っていく和興ファン・・・
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